KDDIが実験を通して検討を進めているモバイルWiMAXを用いた{ワイヤレス・ブロードバンド・システム」は、ウルトラ3Gにおけるアクセス方式の候補のひとつとして位置づけられています。
KDDIでは、ITU-RM<1645勧告の基本概念をベースにしたウルトラ3G構想のもとに、3Gや無線LAN,EnhancedCDMA2000やモバイルWiMAXなどの無線方式をはじめ、ADSLやFTTHなど有線の固定方式を含む多様なアクセス回線を相互に連携させ、統合したサービスを提供できるように、現在のネットワーク環境を発展させていきます。このような固定・移動統合網は2007年頃から構築していく予定です。一方、モバイルWiMAXに関して、日本では割り当てられる周波数がまだ決まっていないため、現時点では、モバイルWiMAXをあくまでもワイヤレス・ブロードバンドを実現する有力な技術のひとつとして位置づけています。
まず有線のイーサネットを標準装備
現在は、コンビユーテイングとコミュニケーションが密接に融合し、コンピュータをネットワーク化して利用する環境が広く普及しています。インテルが1993年に新世代の高性能なPentiumプロセッサを発表した頃には、パソコンにも高速な通信を可能にするインタフェースとして、イーサネットが装備され普及するようになりました。
この有線ケーブルを使用するイーサネットは、インテルとゼロックス、DECの3社が共同で開発し、IEEE802.3規格として標準化されたLANであり、当初は10Mbpsの伝送速度でした。その後、イーサネットの高速規格の標準化が進められ、パソコンに100Mbpsのイーサネットが標準装備されるようになっています。家庭やオフィスでパソコンによる高速なコミュニケーションが実現できるようになりました。
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